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■ 第一話 ■
「しっきん・・・なんて・・・関係ないわよ!」

「失禁」という言葉は、実を言いますと、私(吉田・男性・56歳)には非常に親しみが深い言葉なのですが、おそらく多くの方は「自分には縁のない話しよ!」、あるいは、「そろそろ親父が90歳を超えるけど、心配しなきゃーいけないかな・・・」程度のお話かもしれませんね。

そこで、知り合いに遠慮しながら、電話という方法で聞いてみました(直接、顔を見ちゃうより聞きやすいのです)。もちろん、そのかたがたに「失禁」という言葉を発したのは初めてです。


Iさんのケース
Iさんは私が10数年以上前に仕事をいただいていた会社の女子社員でした。その当時はうら若き美形でしたが、今は47歳、男の子を一人育てながら相変わらず青春を謳歌している独身女性です(・・・当然、今も美形であることには変わりはありません、念のため)。

発生一番「わーたしには、関係ないわね!」・・・でした。そこで私は「・・・といってもたとえば、お産のあととか、調子が悪いときに大きなくしゃみをしたときとか・・・?」と恐る恐る聞いたのです。

しかし、「うーん、わたしの場合は、いまのところラッキーというか、縁がないのよね。・・・あっあ、電話が入っちゃった、ジャーまたね。」ガチャン!(というわけで電話が切れました)

なんとなく何故か「残念!」な気分を味わいながらも、「こんな方が圧倒的に多いのかな」と理性的に分析しましたが、めげずに、また、もう一人聞いてみました。今度は絶対に縁がある、などと、これまた何故か思い込みながら、若干躊躇しつつ電話しました。


IYさんのケース
Yさんは私が20年以上前に勤めていた会社で同じ仕事をしていた女性で女の子を二人育てあげた頑張り屋、おそらく56歳くらい。ご主人とは死別し、高齢のお父さんを長いこと介護して見送った経験もあるということでした。今では和服で装いながら「踊り」などという優雅な趣味を楽しんでいるというのですが・・・。

「それは、・・・あるわよ。あんまり人前では話題にならないけれどね。・・・」という力強い言葉が返ってきたのです。

私は、知らず知らずのうちに、「やはり、みーんな、関係がある、いや、あるに違いない。いーや、絶対にある。」などと、さきほどのIさんのケースとはまったく違う結論を出していました。

「それで、どんな感じなのかな・・」という失礼な質問を投げました。
「要は、“ゆるむ”のよね。仕方ないと思うよ。50も半ばを過ぎてくれば誰でもあるんじゃーないかしら。」という返事で、私としては強い味方を得たような気分になりました。

私は“ゆるむ”という言葉の持つ響きに多少ショックを感じながら、「それは、おそらく、筋肉の衰えのことですよね。」
「そうそう。そういうこと。」
「ということは、筋肉トレーニングで回復する、ということだと思うのですよ。」と私も勢いづいてついに意見らしいことを言ってしまいました。
「そういうことですね。」

「そうですよね。つまり、筋トレで緩みを回復するまでのあいだ、快適に過ごす、ということが大切なんですよね。実は、今日、結構気のきいたパンツを紹介してもらったんだけど、今度見てもらえますか。」などと、ついつい突っ込んで話をしてしまいましたが、量の多い、少ないは別の話としても、これは人間の尊厳を考えた場合には避けて通れないテーマに違いないと確信したのです。

そこで、意を強くした私はダメ押しに付き合いは比較的浅いけれど仕事には粘り強い追求力を持っているSさんに電話をすることにしました。



Sさんのケース
さんは私が数年前にマーケティングリサーチを共同して手がけたビジネスパートナーでもあります。年齢は62〜63歳くらい。

彼は前からよく言ってました。・・・「イヤー、ほんとに女房に怒られるんだよね。下着を出すと『こんなに黄色くしちゃって。』だって。」さらに、「よく見ると確かにステテコの前の部分が黄ばんでいるんだよねー。」と続けました。

ちなみに彼は相当なプレイボーイでもあります。証拠をつかんだわけではないのですが、女性といろいろとプレイなどをするのが大好きな方です。そんな彼としてはいまいち、『カッコウの良くないこと』なのではないでしょうか。

・・・つまり、私は、本当に、意を強くすることができたのです。
Iさん、Yさん、Sさんの3人もの方が、いや、Iさんは『縁がいない』ということだったので、2人ですけれど、率からいえば66.6666・・・%の割合の方が『縁があるのだ』と強引に確信したのでした。

実は、そういう私も30代の後半のころだった思いますが、大変に『失禁らしい』ことで悩んでいたのでした。『らしい』というのは、果たしてこれが『失禁なのかどうか』人に聞いたり医師に聞いたりして確認したわけではないのもですから。

でも、仕事中にトイレにいくのが確かに嫌だったのです。何故かというと、おしっこをするまではいいのですが、どういうわけか『これで終わり!』と確信して机に戻り椅子にかけた途端に、ちょこっとだけ漏れるらしいのです。つまり、出きっていない、というか、切れが悪いというか、人に言うのは恥ずかしくて、もちろん女房にもいえず、確かに悩んでいたのです。

何とはなしに40代半ばを過ぎたころには気がつかなくなってしまいましたので、自然になくなったということなのでしょう。でも、本当に嫌なものでした。・・・あまり語りたくもないのです、本当のところは。

ここまでが、『失禁第一話』です。次回は失禁について多少の理屈を紹介してみたいと思います。

なお、何かいいたいこと、気が付かれたことがございましたら、『失禁掲示板』のほうにご自由に書き込んでください。よろしくお願いします。あくまでまじめな失禁の悩みに限りますので、あしからず。
第二話
失禁掲示板
 〜しっきん〜 こんなものなのです!
「失禁」については、こんなことがいわれております。
ある紙おむつ大手企業が紹介しているカタログには、自社商品の説明に関連してこんな形で触れられていました。

  
 「尿もれが心配」・・・・軽失禁パッド
   「もれることが多い」・・・・パッドタイプ
   「常に尿もれがある」・・・・フラットタイプ  
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