このところマスコミを賑わしているのが大企業の産業廃棄物の大量の不法投棄。地球環境を守っていく風潮の中で相変わらず利益優先主義が未だには蔓延っている。身近なところで、僕のお膝元の千葉県八千代市で、いま鋳物砂汚染問題が噴出している。
朝日新聞によると
「八千代市の川崎重工業旧八千代工場の鋳物砂汚染問題が、住民の懸念を拡大している。
環境基準を超すヒ素などが検出された地点は、同社が汚染源の鋳物砂を掘り出していたため、「産業廃棄物」として搬出することが決定。
一方、同じ鋳物砂が捨てられている別の地点は、「埋まっているので『処分場』だ」と県が判断し、搬出はおろか土壌調査すら予定されていない。さらに市が以前から汚染を知っていた可能性も浮上。
住民は「目の前が廃棄物の山では災害時など不安。土も調べ対策を取ってほしい」と訴えている。(05/10/31)
つい最近閉幕した「環境」をテーマの愛知万博長久手会場から名古屋ドーム半分にあたる量の産業廃棄物が無法廃棄されていた。
「行政認定のリサイクル製品で「地球にやさしい」との評価を悪用し、産業廃液を埋め戻し材(フェロシルト)に混入していた大手化学メーカー石原産業(本社・大阪市)の土壌汚染問題が中部地方を襲っている。
行政の立ち入り検査などでその“犯行”が追求されているが、住民の不安は底知れぬほど深い。
(フェロシルト=石原産業が開発した埋め立てや造成で土砂の替わりに使う埋め戻し材。主な原料は、同社四日市工場で、冷蔵庫や建材を白色にするための顔料となる酸化チタン製造過程でできる硫酸廃液を固めた汚泥。英語の「フェライト」(地鉄)と「シルト」(砂と粘土の間の細かさの土)を組み合わせた造語。)」(東京新聞10/28)
地球温暖化を防ぐ京都議定書提案国がこの始末。
昨年、中小企業家同友会の吉田悦夫氏の招待で白神山地をテーマにした映画「白神の夢」(上映時間200分)を鑑賞した。以前から白神山地には関心が強かったので、映画とはいえ、白神山地を映像見学できるということは、とてもタイムリーだった。
ハタハタ漁で始まるファーストシーンは圧巻。日本列島が海底にあって、日本列島の中でも最初に島として浮き上がったのが白神山地であったことは、この映画で初めて知った。
全国各町村で直面している過疎化と高齢化の波は、5000人足らずの秋田県最北の八森町でも例外ではなく廃村になりかけていた。その八森町が様々な働きかけや運動によって蘇っていく。
実は、この映画には、現代の人々が都市化によって失い忘れかけている大切なもの、つまり、真の健康をつくり、守るための生き方を示唆してくれる大事なヒントがあった。魚を釣るときのエサとして使うミジンコである。そのミジンコが、白神山地の海を守り、強いては地球を守るの一端を担っているのだ。
からだ全体が透き通り、内臓、出産の様子まで克明に映しだされるミジンコの体。地球環境を守るだけあって、身の潔白を垣間見るようだ。
ミジンコは人間からみれば単なる微生物のひとつかも知れない。しかし、人間も地球から見ればミジンコより小さいものである。が、果たしてミジンコのように身の潔白をもって地球の環境を守るために生気を注いでいるだろうか。体長2ミリのミジンコを顕微鏡で拡大した映像が何回となく出てくる。
冒頭に触れたが、残念ながら利益優先で、環境のことは2の次の状態である。
自然環境保全、自分たちの健康を守るために、僕らもミジンコにあやかりたいものだ。
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