6月18日、施設にいる妻を見舞った際、介護補助職員の女性から「何か書いてくれませんか」と一枚の七夕用の短冊を手渡された。そこで「山口銀冶様のリハビリ、一日も早い再開を切望します」と書いた。
山口銀冶様とは、妻と同じ施設の利用者で、昨年の10月頃から妻の直角に硬直してしまった腕を、髪の毛に触れられるまでに改善してくれた恩人である。
ところが、今年の1月に入って、突然、「山口さんのリハビリを暫くの間、中断します」ということが知らされた。
それから約半年近く、再三のリハビリ再開のお願いに、施設側からは何の返答もなかった。
つい最近、ようやくその理由についての説明を受ける機会が訪れた。今年の1月頃からやりだした指のリハビリによって妻の様子がおかしくなったという。
「お腹が痛いとか、たまにご飯を食べないときもあったり、椅子に座っている間でも、やたらに体を動かし落ち着きがなくなったりした」そうだ。
それでリハビリを中断させ暫く様子を見たところ、食欲も出てきて、様々な面で改善したという。なんとも複雑な気持ちであった。
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