朝、出勤前、約1時間ほど必ず立ち寄る店があった。四谷の外苑通りに面した喫茶店である。2階のカウンター越しから見る四季折々の景観が心落ち着かせてくれるのである。コーヒーも口に合う。だが、それだけではなかった。店長が好人物なのである。腰が低くすべての客に対しても優しい気配りが見えるのだ。それも居心地のいい理由であった。いままで書いた原稿の大方はここでのものである。
だが昨年、10年間通ったその喫茶店とも、僕の事務所移転によって決別することになった。とはいえ四谷には今も所用でよく行っているので、まるっきり縁がなくなったわけではない。しかし、その喫茶店への足は遠のいてしまっている。それは、喫煙席優先にある。店長に話しをしたことはあるが、チェーン店であるがゆえのことなのか、どうにもならない問題のようである。禁煙が主流になってきている時代に、他店を利用できない喫煙客を吸い上げる採算優先主義になっているのだろうか。禁煙席が申し訳程度に設けてられているように思えてならない。
それと低すぎる冷房だ。しかしこれは人それぞれ体感の違いがあるので、他店でも考えられること。こればかりは自分が我慢するしかない。
そのため、最近はコーヒーの味より禁煙席優位でカウンターがあればよしということで妥協している。といっても、効きすぎた冷房の中に長くいるのは辛い。体が冷えないうちに這々の体で逃げるようにしている。冷えすぎる冷房、何とかなりませんかね。
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